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 「手当て」をしっかり受け継ぎながら、相手の存在にもっと敏感になる「感性」を研ぎ澄ますことが重要
投稿:橋口 俊則

この2年間の新型コロナウィルス感染のパンデミックによって私たちの生活、労働、文化などの活動習慣が大きく変わり、その価値観も変わってきています。


特にソーシャル・ディスタンスを守ることで「集合する」「語り合う」ことなどの共生する場が失っています。そして、マスク装着では「我」「私」という人本来の自分らしい生き方が思想信条を超えて同じ方向に安易に強制されそうになっています。


医師と患者の信頼の根幹は「手当て」であったはずです。患者の訴えを目と口元を観察しながら傾聴し、何気ない身体の動きを視て、そして具合の悪い部分を触れたり押さえたりすることで、相手の感情を理解し、距離を縮め、思いやる「手当て」であったと思います。それが、マスクやフルフェース越しにみる風景は医師患者間の単なる情報交換や伝達になってはしないかという貧困な関係性への危惧が生まれてきています。


しかし、コロナ過は終息する兆しが見えません。医師患者間の信頼の道程を新たに考えると、これまでの「手当て」をしっかり受け継ぎながら、相手の存在にもっと敏感になる「感性」を研ぎ澄ますことが重要ではないと思います。



2022年2月1日(火)

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