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 今回の参議院選の投票と軍事力に頼らず平和を愛する政党に投票しないと子や孫にあとで何言われるか。
投稿:橋口 俊則

大牟田市で起こった事件を扱った小説として、先ずは清水一行の「毒煙都市」(1973 年刊)です。盧溝橋事件を旧日本軍が起こし日中戦争への道を歩みだした 1937年(昭和 12 年)、当時人口13 万人の 大牟田市で突如起こった「爆発赤痢事件」を題材にした小説です。秘匿された軍需物質を製造していた染料工場の爆発事故で市全体を包み込んだ噴煙が原因となり幼児子供を中心に発熱けいれん咽頭下痢を主訴に患者1 2 千名以上、死者 712 名を出した事件です。実相は大牟田「(いわゆる)爆発赤痢」研究会(会長:福田紀彦元親仁会理事長)の資料をご参考にして頂くとして、この小説ではM市となっています。

故下川忠範県会議員がこの地でトップ当選した 4 年後の再選選挙の、時は 1990 12 月の政治弾圧 事件の小説を紹介します。若い男女の共産党後援会員 2 人が電柱に選挙ポスターを貼っているとき警察官に見つかり、現行犯逮捕の形でパトカーに乗せられ、警察署に2晩も勾留、2人は完全黙秘で頑張り抜いた後、クリスマスの日に不起訴処分が出た事件を題材にした小説です。霧山昴の「弁護士のしごと:地域に根ざす日々」(2022 6 20 日発刊)です。この小説ではK病院となっています。

今国会ではネット上での誹謗中傷対策として「侮辱罪」に厳罰化をという世間の声で懲役刑まで導入した拘禁刑改正が自公、維新、国民の賛成で成立しました。2019 年参院選の北海道で起こったアベ首相演説中に「ウソをつくなー、アベやめろー」とヤジを飛ばした若者男女 2 人を 10 秒くらいで警察 官が違法に排除した事件、裁判では表現の自由の侵害で警察は敗訴しました。しかし、ネット上での中傷をなくすのはいい、時の政権に少し侮辱的な表現を含む批判をしたら、ある日突然、逮捕状がでるような恐ろしい世の中にもなるかもしれません。先の戦争突入前の「弁士は演説中止!」といった公安警察官の声と重なります。

ロシアのウクライナへの侵略戦争がいまなお続いています。これを悪用してこれまた自公、維新、国民が競い合って軍事力拡大、軍事費増大を煽動しています。財源は国債を含む公債発行、消費税拡大、社会保障削減によるものしかありません。徐々に国民(庶民)への口封じ、威嚇なども出てきています。私たちは本当に国民に優しい国造りを求めて今回の参議院選の投票と平和を愛する政党に投票しないと子や孫にあとで何言われるか。軍事力に頼らずに世界と日本の平和を守る、今よりくらしやすい社会を目ざしてがんばっている政党の候補者をぜひ国会に送り出しましょう


2022年7月1日(金)

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2022.4.1



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